台風による避難勧告と避難指示、どうすればいいのか!? [自然災害]
本日話題の出来事をお伝えするリポーターのJUNです。
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台風18号が関東に接近中です。
今年最大級の警戒を呼び掛けていますが、こんなこと疑問に思ったことありませんか!?
台風などで、「避難指示」とか「避難勧告」ってよく耳にすると思うのですが、実際その時に私たちはどうすればよいのか?そもそもこの二つの意味に何に違いがあるのか?
今回は、避難指示と避難勧告の二つの言葉の定義について、台風などの災害時にこのような警報を発令されたときの考え方や行動についてお話したいと思います。
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避難指示や避難勧告が出た場合、あなたは実際にどういう行動をとりますか?
よくあるニュース。
『○○地域で、台風による大雨で土砂災害が発生しました。ここに、数名取り残されてしまっている状態です。その時、確かに「避難勧告」が発令されていました。このような警報が出ていたにもかかわらず、なぜこのような大惨事に見舞われてしまったのか?』
このニュースをご覧になっていたとしたら、あなたはどう感じるでしょうか?
きっとこうだと思います。
「そっかぁ。避難勧告とか避難指示が出た場合は、すぐに避難をしないといけないのか!!」と。
おそらく7割ぐらいの方は同じ意見だと思います。
では、実際のところどうなのでしょうか。
台風や大雨、大地震などの災害時に発令される“避難指示”や“避難勧告”という言葉ですが、絶対にしなければならないという「強制力」というものはありません。
といいますか、最終的には自己判断ということになります。
避難指示と避難勧告は、確かに、その強制力の程度に違いはあります。
避難勧告とは、台風などの災害によって人の被害が予想される可能性が高まった時に発令されます。この『予想』が『高まった』という言葉のニュアンスが難しいですが、避難勧告が発令された場合、指定されている避難所など安全だと考えられている場所への避難を勧めています。あくまでも「勧めて」いるだけですので、強制するものではありません。
つまり、自己判断で行動するしかないのです。
そして、この避難勧告よりも緊急性が高くて、強制力があるのが、「避難指示」です。
これは、避難勧告が出されていた時よりもさらに状況が悪化して、台風や大雨、土砂災害などの人への被害が、非常に高まった場合、そしてもうすでにそういった被害が出てしまった場合に発令されます。
この「避難指示」が出た場合は、すぐに避難しなければいけません。とはいうものの、避難しなかったからといって罰則などの規定は全くありません。
つまり、こういうことではないでしょうか。
「もう危険は目と鼻の先まで来ているから、避難しなさい。でも、もししなかったといっても罰などはないので、最終的な判断は、やはりあなたに任せます」
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日本では、法律に基づいた、しかもそれに従わなかった場合、罰せられるような“避難命令”なるものは存在しないのです。
ですから、あくまでも厳しい言い方をすれば、最終的には、個人の責任のもと自己判断で行動するしかないのです。
ちなみに、避難準備情報なるものがありますが、こちらは、避難勧告や避難指示が発令されるといことが今後予想される場合にそれに先立って発令されます。
人的被害が予想されている、地域の住民や高齢者など避難するのに時間がかかるという方にまず、できるだけ早い避難を呼びかけるというものです。
例えば、浸水の被害の可能性の少ない、マンションの高層階に住んでいる人が、この地域に床上浸水の被害がでているので、避難指示が出されましたので、避難しましょうといっても、もしかしたら、よっぽどのことが無い限り、すでに冠水している道路を通って避難所に向かうよりも、マンションで待機している方が良いということもあるはずです。
たしかに、今回は極端な例を述べましたが、それぐらい難しい判断なのです。
こんなニュースもよく耳にしますよね。
「川の様子をみにいっていた○○才の男性が、川に流され下流で発見されました」
どこでどのように被害がでるというのは、100%当たるわけではありません。個人の責任の下、自己判断とはとても難しい表現にはなりますが、避難指示や避難勧告がどんな意味でどんなことを表現している言葉なのかを頭にいれておくだけでも、どんな場合にせよ迅速な行動につながると思います。
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今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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台風などで、「避難指示」とか「避難勧告」ってよく耳にすると思うのですが、実際その時に私たちはどうすればよいのか?そもそもこの二つの意味に何に違いがあるのか?
今回は、避難指示と避難勧告の二つの言葉の定義について、台風などの災害時にこのような警報を発令されたときの考え方や行動についてお話したいと思います。
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よくあるニュース。
『○○地域で、台風による大雨で土砂災害が発生しました。ここに、数名取り残されてしまっている状態です。その時、確かに「避難勧告」が発令されていました。このような警報が出ていたにもかかわらず、なぜこのような大惨事に見舞われてしまったのか?』
このニュースをご覧になっていたとしたら、あなたはどう感じるでしょうか?
きっとこうだと思います。
「そっかぁ。避難勧告とか避難指示が出た場合は、すぐに避難をしないといけないのか!!」と。
おそらく7割ぐらいの方は同じ意見だと思います。
では、実際のところどうなのでしょうか。
台風や大雨、大地震などの災害時に発令される“避難指示”や“避難勧告”という言葉ですが、絶対にしなければならないという「強制力」というものはありません。
といいますか、最終的には自己判断ということになります。
避難指示と避難勧告は、確かに、その強制力の程度に違いはあります。
避難勧告とは、台風などの災害によって人の被害が予想される可能性が高まった時に発令されます。この『予想』が『高まった』という言葉のニュアンスが難しいですが、避難勧告が発令された場合、指定されている避難所など安全だと考えられている場所への避難を勧めています。あくまでも「勧めて」いるだけですので、強制するものではありません。
つまり、自己判断で行動するしかないのです。
そして、この避難勧告よりも緊急性が高くて、強制力があるのが、「避難指示」です。
これは、避難勧告が出されていた時よりもさらに状況が悪化して、台風や大雨、土砂災害などの人への被害が、非常に高まった場合、そしてもうすでにそういった被害が出てしまった場合に発令されます。
この「避難指示」が出た場合は、すぐに避難しなければいけません。とはいうものの、避難しなかったからといって罰則などの規定は全くありません。
つまり、こういうことではないでしょうか。
「もう危険は目と鼻の先まで来ているから、避難しなさい。でも、もししなかったといっても罰などはないので、最終的な判断は、やはりあなたに任せます」
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日本では、法律に基づいた、しかもそれに従わなかった場合、罰せられるような“避難命令”なるものは存在しないのです。
ですから、あくまでも厳しい言い方をすれば、最終的には、個人の責任のもと自己判断で行動するしかないのです。
ちなみに、避難準備情報なるものがありますが、こちらは、避難勧告や避難指示が発令されるといことが今後予想される場合にそれに先立って発令されます。
人的被害が予想されている、地域の住民や高齢者など避難するのに時間がかかるという方にまず、できるだけ早い避難を呼びかけるというものです。
例えば、浸水の被害の可能性の少ない、マンションの高層階に住んでいる人が、この地域に床上浸水の被害がでているので、避難指示が出されましたので、避難しましょうといっても、もしかしたら、よっぽどのことが無い限り、すでに冠水している道路を通って避難所に向かうよりも、マンションで待機している方が良いということもあるはずです。
たしかに、今回は極端な例を述べましたが、それぐらい難しい判断なのです。
こんなニュースもよく耳にしますよね。
「川の様子をみにいっていた○○才の男性が、川に流され下流で発見されました」
どこでどのように被害がでるというのは、100%当たるわけではありません。個人の責任の下、自己判断とはとても難しい表現にはなりますが、避難指示や避難勧告がどんな意味でどんなことを表現している言葉なのかを頭にいれておくだけでも、どんな場合にせよ迅速な行動につながると思います。
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今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。